このほど米テキサス州で、地域の学校の警備にあたっていた20代の警察官が不祥事を起こして逮捕された。容疑は職権乱用とセクシャルハラスメント。公務中、本来であれば逮捕すべき女に対し、足や下着のニオイを嗅がせてほしいと申し出たことが原因だ。
米テキサス州ヒューストンでこのほど、職権を乱用した上で女性にセクハラ行為を働いたとして、パトリック・クインという26歳の警察官が同僚の手により逮捕された。クインには妻と2人の娘がおり、信頼も厚く、サイプレス-フェアバンクス地域のある小中学校で武装警備員として任務にあたっていただけに、関係者に与えたショックは大きいもようだ。
ハリス郡地方検察局の発表によれば、事件は8月11日にヒューストンで起きた。クインは走行のおぼつかない車を呼び止め、車内からマリファナのニオイを感じとったが運転手が女性だと知ると、「下着と足のニオイを嗅がせてくれたら見逃す」と交渉。女が靴下を脱ぐとクインは足に顔を近づけたが、パンティーを脱いで渡すとさすがに躊躇して女を解放した。
この女がヒューストン市警に自らその件について名乗り出たため、事件は明るみに出た。女をDUI(アルコール・薬物の影響下の運転)の容疑で逮捕することも忘れてセクハラ行為に走り、自分たちの面目をつぶしたクインを市警は起訴。2,000ドルの保証金を支払ったことで身柄は保釈されたが、裁判では複数の罪に問われるもようだ。
※ 画像はmyfoxhouston.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)