ポツポツと降ってきた雨に「傘が必要か、うっとうしいな」と思わない人などいるのだろうか。だがその雨の日のお出かけが楽しくなるようなグッズが中国で誕生し、話題を呼んでいる。
14日、『Techno Live』さんが、“Air Umbrella”というタイトルでYouTubeに1本の動画を投稿した。大きなマイクのようなこのスティックは“エア・アンブレラ”。視界を妨げられてうっとうしい、といった傘に対する従来の概念をまったく変えてしまった新しいタイプの傘で、このスティックの上部から噴き出るヘアドライヤー顔負けの強風が、直径約1メートルの範囲に落ちてくる雨を横に払いのけてくれる。
これを発明・開発したのは、中国・江蘇省「南京航空航天大学」の学生とその卒業生らから成る研究チーム。彼らは、オンライン投資を募って斬新なアイデアを持つ企業家の資金調達を手伝う米国のサイト、『Kickstarter』でエア・アンブレラを紹介。すると目標にしていた106万円をはるかに超える640万円が7 日間で集まったというから、そもそもの注目度はかなり高く、今後もモーター音や形状、バッテリーなどの改良を続けていくとしている。
間もなく3種類のエア・アンブレラが正式に販売開始となるが、早期割引価格は日本円にして9,400~11,500円。いずれは21,000円ほどになるという。ただしバッテリーをフル充電しても連続使用時間は15~30分(タイプによる)。使用する前に目的地までの所要時間を考えてから出かけて欲しいそうだ。
※ 画像はYouTubeのサムネイル。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)