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転落事故により半身不随となってしまった1匹のヤマアラシ。移動できないことは死を意味するのが動物の世界である。しかし保護され動物園にゆだねられたそのヤマアラシは今、手製の歩行補助器に支えられながら、動物としての活動を少しずつ取り戻している。
このほどブラジル・サンパウロで、民家の屋根から落下して背中を強打し、そこに枝が刺さった状態でメスのヤマアラシが「ピラシカバ市立動物園(Piracicaba Municipal Zoo)」に運び込まれた。治療を経て今、その子は歩行補助器をつけた姿で動物園内をヨチヨチと歩き回り、見物客の話題をさらっている。
地元の警察が保護したそのヤマアラシ。園の獣医マリアンナ・カリーさんの手にゆだねられ、一命は取りとめたものの半身付随となっていた。捕食や移動も困難と判断され、普通はここで「安楽死」となるが、たまたまそこにいた研修医が「自分がこの子をまた必ず動けるようにしてあげる」と申し出たという。彼は知恵をふり絞り、ホームセンターで材料を買い集め、ついにお手製の歩行補助器を完成させたのであった。けなげなヤマアラシの姿に人々は心打たれると同時に、研修医の愛情深さと巧みなDIYの腕を大きく褒め称えている。
※ 画像はYouTubeのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)