このほど、英ヘンリー王子（29）が母を亡くした姉妹と対面。その明るい笑顔に心を打たれた王子は母ダイアナ妃を亡くした自らの過去と少女らを重ね合わせ、思わず涙ぐんだという。

ブラジルに滞在中のヘンリー王子は25日、ディアデマという地域で暮らす恵まれない子供たちの救済活動をしている団体を訪問し、祖母に育てられている姉妹と対面した。

この姉妹の母親は殺害され、父親は刑務所暮らし。そんな中で前向きに暮らす姉妹とひとときを過ごした後、王子は記者団にこう話している。

「2人は勇敢で、僕を見つめて微笑んでくれました。僕も君たちの経験が分かるんだ。そう分かってもらうために自分自身の経験を話したくなりました。」
「でも色々な話を聞き、こんな風に考えたんです。『この子たちの経験とは比べものにならない』ってね。」
「僕は完全に圧倒され、ショックを受けていました。公の場で泣きじゃくったことなどないと思いますが、危うく泣くところでした。」

ヘンリー王子と兄ウィリアム王子（32）の母ダイアナ妃は、1997年に36歳の若さで事故死している。当時まだヘンリー王子は12歳、兄ウィリアム王子は15歳であった。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）