17日、東京・渋谷のヨシモト∞ホールで『Slava’s SNOWSHOW スラバのスノーショー』日本公演開催発表記者会見が行われ、同公演に出演したいと意気込む芸人たち、くまだまさし、平成ノブシコブシ、渡辺直美、レイザーラモンの4組が公開オーディションに挑んだ。
まず『スラバのスノーショー』の応援隊長・タカアンドトシがピエロの赤い鼻をつけて入場し、公開オーディションはスタート。同公演は30か国で500万人を動員したという人気ぶりで、登場するのはピエロのみ、台詞はない。ロシア出身のスラバ・ポルニン氏が創作・演出するパントマイムショーだ。
そのスラバ氏にアピールするため行われたオーディションでは、平成ノブシコブシは1人が上半身裸、もう1人がTシャツを着て登場、そのTシャツを着ていない方に瞬時に移動させるという早業を披露。渡辺直美は中村あゆみと鬼束ちひろの曲をモノマネで形相が変わるぐらい力を込めて熱唱し、レイザーラモンはRGが“スラバのスノーショー あるある”で場内を沸かせた。
くまだまさしは、おなじみのメガネが上下に動いたり、髪の毛がパカッと割れてハゲ頭になる芸で観客をどっと笑わせたが、髪がパカッと割れる芸では「トム・クルーズが“エクセレント”と言ってくれた。通訳の戸田奈津子さんも大爆笑していた」と自分の芸は海外に通用すると自信満々だ。タカも「髪がパカッとなるのがピエロっぽい」と今回の公演にマッチすると納得していた。
かたやレイザーラモンHGも、「スラバさんがハードゲイが好きだったら選ばれるんじゃないか。アメリカの刑務所に慰問に行ったときに凶悪犯も笑っていた」と上半身の鍛え上げた筋肉を見せながら自信をのぞかせる。
外国人に向けてアピールするのに、なぜか得意のビヨンセを披露しなかった渡辺直美も「ウィル・スミスの前でビヨンセのモノマネをやった。半年後に会ったら“君、あのときのビヨンセじゃないか!”って覚えててくれて。記憶に残るビヨンセを踊れます」と笑顔を見せた。
吉村崇の「まあ、気が向いたら呼んでいただければ」との言葉に、トシが「呼ばねえよ!」と突っ込みを入れた公開オーディション。レイザーラモンRGは、まだネタにするには早すぎるのではと最近話題になった“小保方アル子”で「『スノーショー』は、あります!」と高らかに明言した。
『Slava’s SNOWSHOW スラバのスノーショー』は8月に東京と大阪で公演予定。客席に紙ふぶきが降ったり、蜘蛛の巣に見立てた糸が張られるなど客席と一体になった演出も見所のひとつで、『シルク・ドゥ・ソレイユ』もその一部を取り入れるほど、評価が高いという。今回のオーディションから本当に選ばれて出演する芸人がいたら面白いと思うのだが、結果はいかがだろうか。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)