大ヒット映画『ハリー・ポッター』シリーズに出演し、幼くしてトップスターの仲間入りを果たした女優エマ・ワトソン（23）。しかし有名になったばかりに、どこへ行ってもエマは“別世界の人”。その場が静まり返るという気まずい状況を、エマはこれまで何度も経験しているそうだ。

「ただの女の子だと、人になかなか分かってもらえない。」

そう苦悩するのは、『ハリポタ』シリーズで人気を不動のものにしたエマ・ワトソンだ。そんなエマは2009年に米ブラウン大学に留学し新生活の始まりに心を躍らせたものの、やはり初日から腫れ物に触るような扱いをされてずいぶん苦い思いをしたという。その日を振り返り、エマはこのように語っている。

「1日目のことよ、私が学生食堂に入った途端に全員がシーンとなったの。そして振り返って私のことを見ていたわ。私は自分に『大丈夫』と言い聞かせなければならなかった。」

こういった状況に陥るたびエマは「深呼吸をして勇気を振り絞った」というが、学生でありながらパパラッチに追われる身であることが災いし、周囲に溶け込むのは大変だったそうだ。

そんなエマ・ワトソンも、5月には卒業予定とのこと。苦い経験にも負けず時には女優業を断ってまで学業に打ち込んだエマは、学生生活を経て自信と強さを身につけたようだ。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）