3月15日、女性ファッション雑誌『sweet』の15周年記念イベント「sweet Collection 2014」が開催された。この日をもって『sweet』を卒業する梨花、その後任を務める紗栄子などに注目が集まったが、そんな彼女たちと一線を画し、飛び抜けた個性で会場を大いに盛り上げた人物がいた。身長158cm、自称3サイズは「バスト135cm、ウエスト128cm、ヒップ115cm」。お笑い芸人の渡辺直美である。

女性ファッション誌『sweet（スウィート）』15周年記念イベントにお笑い芸人・渡辺直美が、自らプロデュースする『PUNYUS（プニュズ）』の衣装を身にまとい登場した。今回のイベントにて『sweet』を卒業することとなった梨花をはじめ、ローラ、紗栄子、AKB・小嶋陽菜ら、そうそうたる面子に囲まれながら、堂々と独自のファッション観を披露した。

このイベントで司会を務めた渡辺直美は、黄緑色のカーディガンにレタスのプリントがされたスカートという独特なスタイルで登場。同じく司会を務めた陣内智則からこのファッションのコンセプトは？と聞かれると、「自分の好きな食べ物だから」と答え会場を沸かせた。渡辺は自らファッションブランド『PUNYUS』をプロデュースしており、当日の衣装もこのブランドのものであった。

イベント中盤になると、今度は黄色のカーディガンに目玉焼きがプリントされたスカートを着て登場。陣内に「レタスと目玉焼きで、お前はサンドウィッチにでもなりたいのか」とつっこまれながらも、「これも私の好きな食べ物だから」と渡辺は答え、笑いを誘った。モデルの体型と比較された場面では「身長158cm、上からバスト135cm、ウエスト128cm、ヒップ115cm」と隠すことなく堂々と言い切った。

濱田マサル氏によるビューティートークショーも行われ、今春の流行のアイテムやメイク方法について語られる中で渡辺のメイクについても触れられ、「自分（渡辺）のメイクが濃くなりすぎてしまうことが悩み」だと明かした。普段からヘアメイクに関心があり、気分次第で髪の毛のカラーチェンジをするという渡辺直美。収録時もメイクは自らで行うという渡辺に対して濱田氏は、「（渡辺は）黒髪で、眉毛も黒く、リップも濃いため、ファンデーションを通常の半分くらいの量にすることで色が白く見える」とアドバイスを与えた。

渡辺直美がプロデュースしている『PUNYUS』は、ぷにっと女子にもファッションを楽しんでもらおうというコンセプトのもと、F（フリーサイズ）～6Lまでサイズ展開も豊富だ。先月には「21号サイズ」のウエディングドレス姿を披露して話題となった渡辺。その底抜けに明るい笑顔や肌ツヤの良さが、彼女をただの残念な「おデブ女子」に終わらせることはないようだ。この日も並み居るモデル達に囲まれながらも、自らのファッションやメイクを貫く渡辺の姿勢は、特別の輝きを放ち、集まった人々を魅了した。
（TechinsightJapan編集部　AMI）