ディズニーアニメ映画『アナと雪の女王』(原題:Frozen)が本国アメリカで空前の大ヒットを記録。現地の映画館で主題歌『Let It Go』を観客が大合唱する模様が日本のテレビ番組でも放送されている。日本でも同作が3月14日(金)より公開されるが、それを前に姉・エルサの日本語吹き替えを担当する女優の松たか子が歌う『Let It Go』(日本語吹き替え版)が世界的に注目されているのだ。果たして日本の映画館でも観客の大合唱が起きる盛り上がりを見せるだろうか。
アカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞の2冠に輝いた『アナと雪の女王』は、サウンドトラックも全米ビルボード総合1位を記録するほど音楽が感動を呼ぶ作品となっている。ブロードウェイで人気の作詞・作曲家コンビ、ロバート・ロペス&クリステン・アンダーソン=ロペスによる楽曲をやはりブロードウェイスターとして知られるイディナ・メンゼルが見事に歌い上げたものだ。
特に主題歌『Let It Go』を劇中で“雪の女王”エルサが歌い踊るシーンは観るものの胸を打つ。日本の情報番組でも何度か、米国ロサンゼルスの映画館で観客が“Let It Go”を大合唱する場面を流して本国での熱狂ぶりが紹介された。
実はこの場面、YouTube動画でも公開されているが『アナと雪の女王』でオラフの声を務めた俳優のジョシュ・ギャッド(Josh Gad)がゲストとして登場する。どうやら企画されたもので自然発生的に観客が歌いだしたというわけではなさそうだ。
とはいえ、観客の表情を見ても大人から子どもまで会場全体がスクリーンと一体となりエルサに感情移入して歌っていることが分かる。
英国のホラー・ミュージカル映画『ロッキー・ホラー・ショー』は米国でも人気のある作品で、今でも上映されると子どもたちが歓声や口笛で盛り上げる。熱心なファンは展開を覚えており、映画のシーンに合わせて「She said“Come in! No Come on!”」という具合に大合唱となるのだ。
こうした自然発生的な現象が起きるお国柄だ。『アナと雪の女王』の大合唱もイベントでなくとも沸き起こる可能性は十分にあるだろう。きっと、どこかの映画館で大合唱が起きているのではないか。
日本でも松たか子が歌う日本語吹き替え版の『Let It Go』が国内のみならず世界的に評価されて話題となっている。公開日の3月14日には大合唱が起きる映画館が出るかもしれない。
※画像はYouTubeのスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)