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南投県竹山鎮で、全身のかゆみを訴えて薬局を訪れた男性が、かゆみ止めの注射を受けた後に死亡する事故が起きた。警察と検察ではアレルギー性ショック死の可能性があるとみて、かゆみ止め注射との因果関係を調べている。
『自由時報』が伝えたところでは、亡くなったのは南投県竹山鎮に住む44歳の男性。3月7日、持病のアレルギーによるひどいかゆみを訴え、近所の薬局を訪れた。薬局の店長は、かゆみ止めの薬としてステロイド系抗炎症薬を注射。しかし、男性は帰宅して約1時間後に呼吸困難に陥り、病院へ搬送されたが助からなかった。
南投衛生局がこの薬局を調べたところ、店長の男は薬師及び薬剤師の資格を持っていない上、2年前に廃業届を出しており無許可営業だった。店長は調べに対し、「男性になんとかしてほしいと頼まれ好意で処置したが、こんなことになるなんて」と供述したという。
この店長は男性に薬剤を注射したことを認めたため、医師法違反で送検された。司法解剖の結果、男性の死と注射との直接的な因果関係が認められれば、さらに業務上過失致死に問われることとなる。
※ 画像はイメージです。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)