イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】新科目「政治学的にみるビヨンセ」がニュージャージー州立大学に誕生。

最近も「社会における男女の権利や賃金の平等はいまだ確立されていない」と述べるなど、女性の地位向上のために懸命な働きかけを行っている、ご存知スーパースターのビヨンセ。アメリカのある州立大学が、彼女の成功から様々なことを学ぼうという科目を新設すると発表した。

1766年11月に設立され、全米では12番めの古さを誇るニュージャージー州最大の「ラトガース大学(Rutgers University)」が、女性/ジェンダー学(Department of Women’s and Gender Studies)のひとつの科目として、このほど“Politicising Beyonce(政治学的にみるビヨンセ)”なる科目を新しく設けると発表した。人気シンガーソングライター、ブルース・スプリングスティーンの歌詞から神学を学ぼうというユニークな科目が評判の同大学だけに、ビヨンセがテーマとなれば絶大なる注目を集めそうだ。

その科目で教鞭をとることになるのはケヴィン・オルレッド氏。男性教師である彼は「アメリカの民族史、ジェンダー学、性の政治学において私はよくビヨンセの成功に満ちたキャリアを引用したものです。授業では黒人女性の人権擁護と解放を唱えるブラック・フェミニズムに関する書物を読む傍ら、ビヨンセの映像や歌詞を掘り下げていきますが、彼女が大統領や政治とどう関わっているかを学ぶものではありません」などと語っている。

国連が「国際女性年」を定めてから約40年になろうとしているが、男女平等の理念は多くの女性による努力と闘いの中で常に追求されてきた。世界の女性たちの地位向上を訴えかけるパワーにおいて、現在では完全にオプラ・ウィンフリーを超えているとも言われるビヨンセだが、最近ではマリア・シュライヴァー(アーノルド・シュワルツェネッガーの妻)による『ザ・シュライヴァー・レポート』において、「同じ仕事をしても女性の収入は男性の77%、男女平等の時代が来たとは思えません。少年の心の中に女性に対する敬意が生まれ、少女の心の中に人生に対する高い望みが生まれることが理想。大人が子どもたちをそう導いていくことが大切です」などと述べている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)