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2022年にサッカー・ワールドカップ(W杯)の開催を予定しているカタールについて、相変わらずある「その尋常ではない暑さの中での開催は本当に大丈夫なのか」という声。FIFAも専門家らの様々な意見をもとに調整を検討したもよう。開催時期が夏から冬へと移されることが発表された。
1か月ほど前、今年6月に開幕する予定の「2014年サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会」について、国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター会長は、「日中の猛暑が選手の体調に与える影響を考慮して、試合開始時刻を午後1時ではなくもっと遅い時刻にする考えがある」と発表した。
これに伴い、8年後に開催が予定されているカタール大会についても柔軟な対応が求められたのか、FIFA事務総長のジェローム・ヴァルケ氏はこのほどフランスの放送局『Radio France』とのインタビューで、日中の気温が摂氏50度にも及ぶ時期を避けたいとして「2022年6月~7月ではなく、11月15日~2023年1月15日に開催されることになると思います。その時期のカタールの平均気温は25度で、これはヨーロッパの暖かい春に相当します」などと述べた。
FA(イングランドサッカー協会)の新会長となったグレッグ・ダイク氏が昨年8月に、またFIFA監査役のトップであるハロルド・メイン・ニコルズ氏が昨年10月に、「インフラの面で問題がなく、また会場内では万全の空調管理がなされるにせよ、カタールでの夏の大会開催は不可能」とそれぞれに強調していた。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)