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映画監督の井筒和幸氏が、この冬最大のヒット作『永遠の0』を痛烈に批判したことが話題となった。これを受け、同映画の原作者であり小説家・百田尚樹氏が自身のTwitterで井筒監督に対して反撃した。
16日放送の『井筒とマツコ 禁断のラジオ』に出演した映画監督の井筒和幸氏は、映画『永遠の0』を鑑賞した感想として「特攻を美談にしている」と嫌悪感を露わにした。これを受けて同映画の原作者である百田尚樹氏が、自身のTwitterでこの騒動についての記事を引用し「なら、そのまま記憶をゼロにして、何も喋るなよ(^ー^)」と反論した。
井筒監督はラジオで、V6・岡田准一主演の太平洋戦争での零戦搭乗員の悲劇を描いた戦争映画である『永遠の0』について、ストーリーや登場人物が実在したという証言もなく、現実味がないのにただ特攻を美談化するような描写に納得できないといつもの怒り口調で批判。また、番組共演者の映画パーソナリティ・コトブキツカサ氏も、「特攻に対する深掘りが薄いかもしれない」と感想を述べた。
さらに、誘導説のあるCM上でのスタンディングオベーションについて、コトブキ氏が「映画界的にちょっと問題がある」と感動を演出するような手法に疑問を呈すと、井筒監督も映画サイトなどのレビューで「泣きました」というような書き込みも操作があると断言。また安倍首相が本作を鑑賞したことがニュースになった件にも触れ、宣伝方法についても問題を提起していた。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)