映画『Dallas Buyers Club(原題)』でHIV患者を演じきるため、短期間での大幅減量に挑んだ米俳優マシュー・マコノヒー(43)。撮影終了後に体重を戻したというものの、今のマシューには体力や持久力がないばかりか、ご覧のとおり以前のグッドルックスも戻らずという状態が続いている。しかし今回の見事な役作りに「マシューの役者魂を見た」という人は確かに多い。そんな彼にアドバイスをしていたのは、名優として人気のあの人であった。
『Dallas Buyers Club(原題)』に出演するため、20キロ近い減量に挑戦したマシュー・マコノヒー。そんなマシューは減量を開始するにあたり、ある先輩俳優に電話をかけてアドバイスしてもらったことを米誌『People』に語っている。マシューはその会話を振り返り、このように明かした。
「トム・ハンクスに電話をしたんだ。トムが映画『フィラデルフィア』、そして『キャスト・アウェイ』のために減量したときの話を聞かせてもらったよ。」
トム・ハンクス(57)と言えば、主にこの2作品のため超大幅減量にチャレンジ。特に後者に出るにあたっては23キロ近く体重を落としたという。そんな先輩の助言、また栄養士のアドバイスを受けながらの減量は急速に進んだが、マシューは体重が減るにつれ人々の反応は明らかに変わっていったそうだ。
「最初の頃は“体調は大丈夫なのかい?”って聞かれたものさ。」
「でも135ポンド(約61キロ)になると違った。みんなに“大変だ、医者に診てもらわないと”って言われたね。そこで僕は“バッチリ、完璧に状態になった”って思ったよ。」
こんなに苦労をして役作りに成功したものの、今は体調に自信がなくやけに疲れやすいというマシュー。アドバイスをくれたトムにいたっては最近「2型糖尿病を患っている」と告白したばかりだが、これは映画のために何度も激ヤセ、または激太りしたことが原因であるとの声もある。
映画作りも、まさに体力勝負。40代、50代といった中高年俳優たちの体を張った役作りが話題になることも多いが、それが体にもたらすダメージは甚大だ。マシューも撮影当時はまったく健康不安を抱えず役作りに励んでいたというが、「今後はどうかほどほどに…」と世界中のファンは願っている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)