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10月1日、空港の貨物ターミナルで、国外からの郵便物2箱から約20キロの爆弾が発見されたという報道が流れた。一時は当局の緊張が高まっていたが、その後の調査により爆弾と思われたのはテレビ撮影用の発煙剤だったことが分かった。
『台視新聞』が報じたところでは9月30日、桃園国際空港の貨物ターミナルで、荷物のX線検査を行った際にニトログリセリンとトリニトロトルエンを合わせた爆発物と思われる筒40個、計20キロが入った段ボール箱が見つかった。
この貨物は「照明器具」の名目で送られてきたもので、中国語の簡体字で「この商品は絶対に安全とは限りません。手持ち厳禁。責任はご自身で負ってください」という注意書きが貼られていた。
中華民国の建国記念日が今月10日に控えていることもあり、一時ネット上では様々な憶測が飛び交った。しかしその後の調査で、荷物の受取人はテレビ局のスタッフで、爆弾と思われた筒はドラマの爆発シーンを演出するために中国から仕入れた発煙剤であることが分かった。また、爆発の危険性はないことが確認されたという。
このスタッフには、世間を動揺させたことに対する罰則が科せられる可能性があるということだ。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)