昨年、15ミリオン・ドルという破格のギャラで『Xファクター・USA』の審査員に就任した人気歌姫ブリトニー・スピアーズ(31)。だがそんなブリトニーも、呆気なく番組を卒業。本人は「音楽に専念したいため」と発表していたが、番組クリエイターのサイモン・コーウェル(53)は今になって「彼女は話もロクにできなかった」などと批判コメントを放ってしまった。
「(『Xファクター・USA』の)次期シーズンには戻らないという、非常に難しい決断を下しました。この番組への出演は素晴らしい経験でした。他の審査員のみなさんのことが大好きですし若い出演者のみなさんを誇りに思いますが、私自身がスタジオに戻るべき時が来ました。」
「みなさんがステージでパフォーマンスする姿を毎週見ていると、自分でもパフォーマンスをしたくてたまらない気分になりました! 私が一番愛することを再開するのがもう待ちきれません。」
そんな声明を発表し、審査員席を去ったブリトニー・スピアーズ。ファンもこれには大変ガッカリしたが、番組クリエイターのサイモン・コーウェルについてはその審査員ぶりを全く評価してはいなかったもようだ。このほど人気トーク番組『The Ellen DeGeneres Show』に出演したサイモンは、このように苦々しく語っている。
「俺は、話もできない人間を審査員にしてしまった。それってちょっとした問題だよ。その人(=ブリトニー)には審査をしてほしいと思っていたんだから。」
「ブリトニーは否定的な態度をとることに苦痛を感じていたし、コンテスタントに反論されるのも嫌だった。それで居心地の悪い思いをしていたんだ。まあ、俺は彼女のことを気に入っていたけどね。」
「音楽に専念するため」として番組卒業を明かしたブリトニーだが、それを知らぬはずのないサイモンはこのようにズケズケと本音を明かし、ブリトニーに大恥をかかせてしまった。
「ふん、アンタなんか友達の奥さんとくっついたくせに。」
この夏、友人の妻を妊娠させたサイモンにブリトニーがそう憤っていても不思議ではないが、ブリトニーはいつも目じりを下げニコニコ。そんな優しいブリトニーには、「才能がないわ」などとコンテスタントに告げる仕事はやはり不向きだったのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)