安定した演技で高い評価を得ているアフリカ系俳優テレンス・ハワードが、私生活ではどうしても暴力を卒業できずにいるようだ。今回彼のパンチを浴びたのは元妻。彼女の顔は今、目の周りが紫のアザとなって腫れている。
『クラッシュ』や『Ray/レイ』で人気を確固たるものとした、丸顔で温厚そうな笑顔が印象的な俳優テレンス・ハワード(44)。しかしその私生活はどうにも不安定で、2010年に2人目の妻として迎えたミシェル・ゲントさんとは結婚たった1年にして彼のDV行為が原因で別居となり、今年の5月に離婚が成立していた。
DV男のレッテルを貼られて仕事運が一気にダウンしたハワード。その反省はどこへやら、そのミシェルさんをまたしても殴ってしまったと芸能情報サイト『TMZ』が報じている。彼女は先週ハワードとコスタリカに旅行したが、復縁に興味がないことを伝えたところ口論となり、ハワードに首をつかまれ投げ飛ばされ、壁に激突したところで顔面を拳で殴られたそうだ。
「テレンスは私を睨み付けると、刃渡り13cm前後のナイフを2本隠してあるベッドサイドテーブルの方に向かって、思わせぶりに歩いて行きました。刺される気がした私は彼に唐辛子スプレーを吹きかけ、そこで彼の私に対する殴る蹴るが始まりました。」
目の周りが大きなアザとなっている痛々しい写真も公開され、DV被害およびハワードの「接近禁止命令」の申請を訴えたミシェルさんだが、ハワード側はこれに対し「すべては彼女が私にダメージを与えるために作り上げたストーリー。彼女こそ私を“殺してやる”と脅しました。新作『The Butler』の公開を控えており迷惑な話です」と徹底抗戦。逆提訴の可能性すら見えてきた。
ちなみにハワードは1989年に結婚した最初の妻、ロリ・マッコマスさんとは3人の子をなすも2003年に離婚。2年後に復縁したが、ロリさんの顔面を二度殴りつけて現行犯逮捕となり、その後再び離婚した。この前科があるだけに、裁判ともなれば有利なのはやはりミシェルさんか。ハワードの今後の俳優人生の行方も気になるところである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)