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先月中旬、台湾ではイタチアナグマから狂犬病ウイルスが検出され、52年ぶりに狂犬病の発生が確認された。ペットや人への感染が警戒される中、雲林県古坑郷役場が打ち出した対策が注目を集めている。「野良犬1頭につき米3キロ」の報奨を与えるというものだ。『自由時報』が伝えた。
7月29日、行政院農業委員会・動植物防疫検疫局が発表したところでは、これまでに狂犬病ウイルスの感染が確認されたイタチアナグマは計12匹。いずれも山間部で捕獲されたものだ。台東県では狂犬病ウイルスに感染したイタチアナグマに咬まれる被害も発生しており、台湾中で警戒感が高まっている。
雲林県古坑郷は「台湾コーヒーの里」として知られるコーヒー豆の産地で、広大な山間地を有し、野良犬の棲息範囲も広い。捕獲の効率を上げるために考え出された対策が「野良犬1頭につき米3キロ」の報奨で、地域住民の参加を呼びかけるというものだった。対策後は12頭の野良犬が捕獲され、役場に届けられている。
狂犬病ウイルスが確認されてから現在までに、古坑郷で捕獲された野良犬は計89頭。これらの犬はマイクロチップの有無を確認してから動物病院へ送られ、12日間安置された後に殺処分される。
狂犬病に感染していない野良犬も殺処分されることについて、世間の反応は「ウイルス拡大の阻止になる」と賛同の声がある一方、「処分ではなくワクチン注射を」と異議を唱える声もあがっている。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)