今年前半、かつてない大きな困難にぶつかり、それに打ち勝っていたアンジェリーナ・ジョリー。彼女にもようやくホリデイー・シーズンが到来したという感じか。ハワイで家族と一緒に夏の休暇を楽しむもようだ。
ついにハリウッドもバケーション・シーズンに突入。セレブたちが次々とロサンゼルス国際空港に現れ、世界各地のリゾート地へと飛んでいく。「日本人はハワイが好き」とはよく言われるが、アメリカ人だってアロハ・ステートと呼ばれるハワイが大好き。Aリストのセレブたちも続々とホノルルに降り立っているのである。
7日、その中でも特別目を引いたのはアンジェリーナ・ジョリー(38)とファミリーの姿であった。人の目を逃れるために別々に行動することにしたのか、この時アンジーと一緒にいたのはマドックス君(11)とパックス君(9)。身を隠そうと紫の大きなぬいぐるみを抱いているこのパックス君とは対照的に、サングラスにグレーのニット帽というマドックス君は、イヤホンで音楽を聞きながらまっすぐ前を見て堂々と歩いた。
遺伝子診断の結果、乳がん発症のリスクがかなり高いことを医師に告げられ、今年2月から3か月近くを費やし、両乳房切除手術および再建術を受けていたアンジー。婚約者で子供たちのパパであるブラッド・ピットの献身的なサポートがあったとはいえ、彼女が闘った恐怖、苦悩、痛みは大変なものであったはず。しかしその医療プロセスにあってもまるでそれを表に出さず、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の親善大使として方々を視察していたことには驚くばかり。今はどうかハワイでゆっくりとくつろいで頂きたい。何ならそこでブラピと挙式というのも大歓迎である。
ちなみにアンジーには、ロシアン・スパイの嫌疑を晴らそうとして巨大な力と闘う女性CIAエージェントの“イヴリン・ソルト”を演じた、2010年のクライムアクション映画『ソルト』の第2弾が制作されるという話が少し前から浮上していた。アンジーが脚本にNGを突き付けたと報じられたこともあったが、“インターネット・ムービー・データベース(imdb.com)”の情報では『ソルト2』のプロジェクトは確実に前進しているもよう。彼女の30代最後の、そしてアクション女優としての最後の仕事がもしかすると『ソルト2』になるのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)