7月13日に、母国カナダのホテル客室内で息を引き取った人気俳優コリー・モンティス（享年31）。そんな彼の「ファンへの最後のメッセージ」とみられる動画が、このほど公開された。

大変ファンを大事にしていたという、故コリー・モンティス。そんな彼が日本からバンクーバーに向かう飛行機の中で客室乗務員のシーラさんに話しかけられ、「恋人の幼い娘マロリーに是非メッセージを…」と頼まれたらしい。そのリクエストに気さくに応じたコリーは、カメラに向かってこう優しく語りかけている。

「マロリー、こんにちは。僕はコリーだよ。シーラの友達なんだ。このビデオを撮りたかったのは、みんなにこう言いたかったから。どうかトラブルには巻き込まれないで。そして学校はやめたらダメだよ。」

非常に短いメッセージだが、若くして学校をやめトラブルの多いティーン時代を送ったコリーにとって、これは若いファンへのベストアドバイスとなったはずだ。

最後まで薬物依存を克服できなかったコリーの遺体からは、ヘロインとアルコールが検出されたことも分かっている。大きな問題を抱えていると自覚しながら打ち勝つことができず、この世を去ってしまったコリー。そのあまりにも短い人生をもって、コリーは「トラブルをどうにか避けて生きるんだ」とファンに訴えかけているような気がする。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）