このところ、スキャンダラスな報道が続いている歌手ジャスティン・ビーバー（19）。彼が某クラブのキッチンで放尿する現場をとらえた動画が公開され大騒動になったが、キッチンを職場とする超有名シェフはこの愚行に怒りを禁じ得ないようだ。

先日のこと、今年に入って撮影されたというある動画が公開となりメディアが騒然となった。その中で、ジャスティンとその取り巻き軍団はキッチンのエントランスを通ってクラブから外へ出ようとしていたもよう。その際ジャスティンは「用を足したい！」と思ったのだろう。だがトイレに引き返すこともせず、キッチンに置かれていた清掃用バケツに向かって「ジャー」。取り巻きたちはこれに笑い声をあげており、「バカなことするなよ」とジャスティンに注意する人間は皆無であった。

この動画公開を受けて、猛烈に腹を立てた人物がいた。アメリカの超有名シェフ、マリオ・バターリ（Mario Batali）氏である。イタリア料理界の巨匠とも言われる彼は、このたび出演した人気トーク番組『Piers Morgan Live』の中で、以下のように怒りをぶちまけているのだ。

「俺だったら、アイツの尻を容赦なく蹴り上げてやるのに。」
「あれは笑いごとじゃない。人様の職場に放尿しているんだから。まったく奇妙な行動だよ。」

だがとても優しいバターリ氏は、次のようにやんわりとジャスティンをフォローしている。

「誰かが彼の目を覚まさせてやらないと。別にあの子が邪悪な人間だとは思ってはいないよ。」

清掃の際にバケツを利用するスタッフやそのクラブの客に対して、あまりにも失礼な行為をしてしまったジャスティン。そんな彼に必要なのは、「それは駄目」と時には厳しく注意してくれる本当の友達と信頼に足る関係者ではないだろうか。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）