先日、『Billboard Music Awards 2013』という超ビッグイベントで歌手ミゲルがパフォーマンス中、勢い余って女性の首に危険な“ギロチンドロップ”を放ってしまったことをお伝えしていた。その無事が確認されたと一旦は報じられたが、事態は残念ながら訴訟に向かって進んでいる様子だ。
5月19日にラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナにて開催された『Billboard Music Awards 2013』。そこでご機嫌なパフォーマンスを繰り広げたのは、『All I Want Is You』で人気を博した歌手のミゲル(27)であった。
ファンが囲む低めのせり出しに向かっていきなりジャンプしたミゲルは、ひとりの女性の首に足を引っかけ、プロレスの技でいう“ギロチンドロップ(米国ではレッグドロップ)”の状態で着地。本人は臀部から落ち、女性は大きく体を曲げられ頭部をそのせり出しに強打した。
当初、ギロチンドロップを受けたキャティ・シャーさんという女性は幸いにも無事だと伝えられた。公開されたビデオでも、仲間の手を借りながら自ら起きている。ミゲルもバックステージに戻るとその女性を呼んで無事を確認し、「あの時はどうなるかと思った。キャティさんが無事で本当に良かった」などとツイートしていた。
しかしミゲルも安心している場合ではなくなった。彼女はその後ヴィップ・ボーラ氏という弁護士に相談したもようで、同氏は芸能情報サイト『TMZ』に「キャティさんにちょっとした認知障害が発現するようになっており、あのアクシデントで頭部にダメージを受けたことが原因ではないかと強く疑われます」と語ったのだ。
「キャティさんは脳神経分野におけるさまざまな検査を受け、現在その診断結果を待っている状況です。あのアクシデントにおいては頭部が受けたダメージの方こそ心配し、もっと早く精密検査を受けるべきでした」とも語るボーラ氏。診断結果によっては、当然ながらミゲルを訴える準備に入るのであろう。
また同氏は「強打してアザになった肘にアイスパックを用意してくれるなど、授賞式を主催したビルボード社はかなり心配してくれました」と語るが、設置されたせり出しの高さが低かったことも今回のアクシデントを招いた原因であり、ミゲルが単独でその責任を負うとは考えにくい。まずはキャティさんの診断結果が大変気になるところである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)