幼馴染の女性に対して長年恋愛感情を抱いていた男が、思いが実らないことに腹を立て、女性の母親と愛犬3頭を殺害する事件が起きた。事件後に男は自首し、「彼女も殺すつもりだったが行方が分からなかったので、気が変わって自首した」と供述したという。

『蘋果日報』が伝えたところでは、殺害されたのは南投県埔里鎮に住む50歳の女性。男の自首を受け、警察は男が長期滞在していた台中市のホテルを調べたところ、ベランダに置かれていたスーツケースの中から女性の遺体と女性が飼っていた3頭の犬の死骸が見つかった。女性の遺体には、首や背中などに十数か所刺された跡があった。

警察の調べによれば、男（29）は幼馴染の女性（27）に長年思いを寄せていたが叶わず、これまでに「家族皆殺しにしてやる」と騒いだこともあったそうだ。男は遺体をホテルに残し、幼馴染の女性も殺害するつもりで高雄に向かった。だが女性の居場所は分からず、母親を殺害する時に手を負傷していたため病院へ行き、そこで気が変わって自首することにしたと話している。

殺された女性の元夫の話では、娘と犯人の男とは中学時代に交際に発展したが、母親がまだそんな年ではないと反対し、交際をやめさせたことがあったという。
（TechinsightJapan編集部　片倉愛）