エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「“RIVER”聞いて命救われた」。AKB総支配人が聞いたファンの声。

5月25日にAKB48イベント会場で“支配人部屋”が開かれた。戸賀崎智信・AKB48グループ総支配人が、そこでファンから直接聞いた要望やエピソードをGoogle+で公開している。握手会とは違いメンバーに会えるわけではないが、それでも多くのファンが訪れて真剣に要望を伝えている。AKBグループがファンの力に支えられていることを改めて感じるものだ。

戸賀崎総支配人はこれまでもイベント会場で“支配人部屋”を設けて、ファンから直接質問や要望を聞いてきた。5月25日の“支配人部屋”ではおよそ100組のファンと交流したという。『戸賀崎智信 Google+』でそのまとめが紹介されているが、様々な声があり興味深い。

今回は5部制となりグループ毎に時間を区切って行われたが、AKB48の時間帯では「地方でも劇場公演が見られるように出張公演を増やして欲しい」といった要望や、劇場盤握手会に関して「オープンレーンだとメンバーが隣のメンバーと話していて、握手がきちんと出来ない」という指摘もあった。

やはり本家AKBへの声が一番多いが、「選抜総選挙で発表時にチームを先に言われると該当メンバーが分かってしまう。上位16名は名前を先に発表して欲しい」といったAKBグループ全般に関わる意見も含まれるのでそうなるようだ。SKE48では「SKE単独ツアーをして欲しい」というようにNMB、HKTなど姉妹グループではより限定されたものになる。

全グループに関する意見では「実力選抜(歌唱・ダンス・偏差値等)を作って欲しい」というものや、「兼任メンバーの兼任期限を事前に決めて欲しい」、「兼任は活性化も含めて今後も継続して欲しい」といった最近増えてきたグループの兼任についての声もあった。

他にも膨大な数の意見・要望が出されているのだ。戸賀崎総支配人は「各グループのファンの皆様の熱い思いを沢山聞くことが出来ました」としっかり受け止めており、「対応出来る事案から順次、改善して参ります」とのことである。

ファンからの声は意見や要望だけではない。メンバーに伝えたくても伝えられない思いを話したり、被災地のファンから感謝の言葉をもらうこともある。「“RIVER”を聞いて命を救われた」と明かすファンもいた。戸賀崎総支配人は「まだまだやらなければいけないことが、沢山あるということを強く感じます」と記しており、今後の活動の力となったようだ。

AKB48といえば劇場公演や握手会そして選抜総選挙など、ファンが会えたり、選抜メンバーに関われるところが特徴であり人気の一因でもある。それらはメンバーに直接関わるのでファンが盛り上がるのも分かるが、“支配人部屋”ではメンバーに会えるわけでもなく、順位を決めるわけでもない。それなのにこれだけのファンが自主的に声を発してくれるのだ。このような現象は他に類を見ないのではないか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)