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今、ダチョウの羽が狙われている。密猟者が夜中にダチョウの羽をむしっているのだ。鳥インフルエンザの影響で、ただでさえ不振なダチョウ産業が打撃を受けている。
ダチョウの羽は非常に柔らかく左右対称の形をしている。ローマ時代には地位の象徴として、また中世でも貴族の装飾品として愛用されてきた。またおしゃれだけでなく、静電気を起こさないという特性から自動車産業などでも利用されている。その羽が今密猟の危機にあるのだ。
ダチョウ事業組合では、「非常に深刻な問題だ。密猟者は夜中にやってきて羽をむしっていく。あるダチョウは怪我をし、あるダチョウは死んでしまった」と憤っている。通常、羽を取るときはダチョウの危害を最小限にするため、気絶させた後に行うそうだ。
西ケープ州政府によると、最も被害に遭っているのはオーツホーン(Oudtshoorn)という町だ。ここはダチョウに乗ったり、ダチョウの肉、卵料理、羽や革製品などダチョウ産業で栄えた町で、ダチョウ農場がたくさんある。ある農場では約1か月前に羽密猟者の被害に遭い、また最近でもおよそ70頭が羽をむしられ4頭が殴り殺された。ダチョウの羽の密猟が増加した原因は、羽の市場価値が高くなったことにあるという。
2011年4月に鳥インフルエンザが発生したため、南アフリカのダチョウ肉が輸出禁止となった。これにより半数以上のダチョウ農場が閉鎖に追い込まれていた。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)