大変なワイン通であるブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーは、南仏ニース近郊に暮らすようになって以来、本格的なワイナリー経営に乗り出していた。今年も新作のロゼが発表されたことを先にお伝えしたが、どうやら売れ行きは絶好調のようだ。
双子の出産を控えた2008年春から、南仏ニース近郊コレンの丘陵にそびえ立つ、大富豪ポール・アレン所有の“シャトー・ミラヴァル(Chateau Miraval)”という古城風の豪邸にレンタル契約で暮らすようになったブランジェリーナ。彼らはその後、約70億円でそこを買い取っている。
フランス語はあまり上手ではないと自嘲気味に話すブラピが、そんなにもコレン暮らしを気に入ってしまった理由は、そこがプロヴァンスワインの名産地であったこと。一面に広がるブドウ畑にブラピの胸は躍り、今では稀有のコレクションが並ぶワインセラーが彼の自慢である。
そんな2人はさっそくあるワイン工場を買い取り再建に努め、ブレンディングやテイスティングにも積極的に参加。先月には有名なワインメーカー、「ペリン・ファミリー」の力を貸りた2012年ものの新作ロゼを発表した。商品名はこれまでの“Pink Floyd”をやめ、“Miraval”へと新たになっていることから何やら強い思い入れがありそうだ。
しかし、「ためしに1本買ってみよう」と思った方々には残念なお知らせである。3月7日に発売が解禁を迎えたところ、造られた6000ボトルはたったの5時間で完売となってしまったことを芸能情報サイト『E!』が伝えている。
気になるのはお値段。さぞかしハイソな人々向けの“セレブ価格”なのであろうと思いきや、6本入り1ケースが139ドルとなんとも良心的な価格設定であったようだ。ブランジェリーナの手による力作ワイン、是非一度は味わってみたいものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)