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聖徳太子が語りかけてくる! 偉人の声を科学的に再現「しゃべる歴史巻物年表」が話題。進研ゼミ小学講座

間もなく迎える新年度。子どもたちが一回り成長し、新たな学年へと進級する喜ばしい季節だ。同時に、学年によっては新たな単元も加わり、家庭学習のスタイルを見直しておきたい時期でもある。通信講座で知られる(株)ベネッセコーポレーションの進研ゼミ小学生講座では、各学年の発達段階や学習内容に合わせた「新学年スタート号(4月号)」を3月6日から提供し、新学年に向けた家庭学習を応援。各学年とも工夫を凝らしたオリジナル教材が満載だ。なかでも、歴史学習が始まる新6年生のために開発された「しゃべる歴史巻物年表」は、付属のスピーカーを使うと歴史上の重要人物11名が語りかけてくるという新機能が評判となっている。

小学校6年生で初めて学習する“歴史”。時代、出来事、活躍した人物…と覚えることが多く、苦手意識を持ちやすい単元といわれている。そこで進研ゼミ小学講座では、毎年6年生4月号に、独自のノウハウを活かした歴史教材を開発・導入し、これまでも人気を得てきた。今年は、昨年好評だった「ゲームで歴史まるわかり!歴史巻物年表」をベースに、“しゃべる”機能を搭載した、その名も「しゃべる歴史巻物年表」を新たに開発。歴史人物の名前、時代の名称、時代の順番、出来事等が一覧できる巻物状の年表に、付属のスピーカーを装着すると、歴史上の重要登場人物たちの声を聞くことができるという驚きの教材だ。

声の再現にあたっては、(有)日本音響研究所の協力のもと、当時の肉声を科学的に分析。そのプロセスは、肖像画や写真、銅像などの資料をもとに頭蓋骨の大きさを算出し、音声のもととなる頭蓋骨の共鳴周波数を推定。そしてコンピュータ上で声を合成するという専門家お墨付きのリアルな“声”となっている。声を再現できる人物は、聖徳太子、紫式部、平清盛、源義経、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、ペリー、坂本竜馬、福沢諭吉、西郷隆盛の11名。それぞれの時代を鮮やかに彩った錚々たる顔ぶれは、大人でもその肉声を聞いてみたくなるほど。例えば聖徳太子では「推古天皇の摂政、つまりお助けマンとはわたしのことです(以下略)」といった具合に、史実をしっかり踏まえながらも親しみやすい語り口が特徴だ。子どもの興味を引き、好奇心を刺激することはもちろん、目から入る情報と耳から入る情報の相乗効果で、学習効率アップも期待できる。さらに年表裏面の「歴史まるわかりゲーム」を使えば、クイズに答えながら楽しく歴史の理解を深めることができる仕掛けだ。

現在、ベネッセのWebサイト「今ドキ小学生まとめ」では、「しゃべる歴史巻物年表」の紹介動画に合わせて聖徳太子の声を公開中。また、進研ゼミ小学生講座では6年生以外の各学年でも、子どもの関心を引くアイデアあふれる教材を新年度に向けて用意している。子どものさらなるやる気を引き出すか否かも環境次第。新学年を迎える今こそ、そのきっかけを作る絶好のチャンスかもしれない。

■今ドキ小学生まとめ http://blog.benesse.ne.jp/sho/matome/
■進研ゼミ小学講座 http://sho.benesse.co.jp/s/
(TechinsightJapan編集部 大川佐和子)