2日夜、苗栗県泰安温泉区の温泉会館で男性が崖の上のコテージの窓から転落して死亡する事故が起きた。男性は娘の写真を撮ろうと窓にもたれたところ、窓にガラスがはめ込まれていなかったため転落したという。

『自由時報』によれば、亡くなったのは台中市に住む43歳の男性で、この日は7歳の娘と友人夫婦とその子供2人の計6人で温泉会館へ遊びに来ていた。事故当時、男性はコテージの1階にある浴場で遊んでいた子供たちを撮影しようと、浴槽の脇の腰掛け部分に立っていた。窓にはカーテンがかかっており、男性は窓ガラスにもたれて写真を撮ろうとしたところ、ガラスがなかったためにバランスを崩して転落したものとみられている。男性は救急車で病院へ運ばれたが、搬送途中に死亡した。

この温泉会館は全部で3館あり、山の斜面に建てられている。男性が利用した建物は高さ10メートルの崖に面していた。警察では温泉会館の安全管理に問題がなかったか、調査を進めている。なお現在、事故があったコテージと同じ型の5棟は使用を禁止し、全面メンテナンスが行われているということだ。
（TechinsightJapan編集部　片倉愛）