故マイケル・ジャクソンが親友として長いことかかりつけにし、長男プリンス君の“生理学上”の父親ではないかとも疑われているあの元・皮膚科医が逮捕されるという。破産に関し、財産の隠匿があったようだ。

強い麻酔薬を含む薬物の過剰摂取を続けた末、2009年6月に死亡したマイケル・ジャクソン。専属医であったコンラッド・マーレーは過失致死による有罪判決を受け、2011年11月から獄中の人となっている。だがここでもうひとり、マイケルかかりつけの皮膚科医であったアーノルド・クライン氏への逮捕状が下りたようだ。

これでついにマイケルの死の真相、薬物摂取の全貌が明らかになるのではと期待が高まったが、残念ながらそちらの件ではなかった。同氏は2011年に家庭裁判所に破産を申請しているが、著名なアーティストによる100以上の美術品、2001年型のフェラーリなど高額な財産を隠匿していたことがこのほど発覚し、担当判事を激怒させたという。

ちなみに、コンラッド・マーレーは“This Is It”を企画した「AEG Live」社がマイケルの専属医にと雇った人物。アーノルド・クライン氏はそのずっと前からマイケルの主治医として皮膚治療を中心に彼を診ており、プライベートでも大変懇意。そのようなわけでコンラッド・マーレーの弁護団は、アーノルド・クライン氏の治療投薬によりマイケルはデメロール（麻薬性鎮痛剤）やミダゾラム（麻酔薬）といった薬物漬けになっていったと以前より訴えている。

またマイケルの2度目の妻で、長男プリンス・マイケル君と長女パリスちゃんを産んだデビー・ロウさんは2009年夏、英メディアに「子供たちの生理学上の父親はマイケルではありません。自分が看護師として勤務していた皮膚科のアーノルド・クライン医師です」と暴露していた。同氏はそれをきっぱり否定したが、「プリンス君はますますクライン氏の顔にそっくりになっている」といった声が圧倒的多数のようだ。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）