人気タレントがブログを休止する、Twitterをやめる、これだけでも大きな話題になるというのに、世界を股にかけて活躍してきたハリウッド俳優が「しばらく仕事を休む」と言い出したらどうなるか。レオナルド・ディカプリオ(38)が長期休業を宣言し、周囲がざわつき始めている。
あの超大作『タイタニック』に、人々は口をそろえて「レオナルド・ディカプリオでなければあれだけのヒットにはならなかっただろう」と言う。『ロミオ+ジュリエット』もしかりだが、レオの魅力を“甘さ”だけだと思っていた人はその後の『ブラッド・ダイヤモンド』にシビれ、役者としての彼をおおいに見直したはずである。
今ではすっかり超高ギャラ俳優となったレオ。彼の主演で2013年に公開が予定されている作品は『ザ・ウルフ・オブ・ウォール・ストリート(原題:The Wolf of Wall Street)』、『華麗なるギャツビー(6月日本公開予定、原題:The Great Gatsby』の2本で、その撮影もすでに終わっている。ところが“インターネット・ムービー・データベース(imdb.com)”の情報によれば、彼の今後の仕事のスケジュールはまったくの白紙。「いったいどうしたのか」とファンはやきもきしていた。
そのような中でレオはドイツの大衆紙『Bild』のインタビューに応じ、「2年間で3本の作品に出演した結果、心身ともにひどく消耗してしまった。ここで長期の休養が欲しいね。世界中を回って、地球環境のために役に立てることを僕なりに模索するんだ」と漏らした。「僕はハイブリッド車に乗っているし、わが家の屋根にはソーラーパネルが設置されているよ」とレオ。エコロジーを語り出すと止まらないタイプである。
もっともレオは近年映画プロデューサーとしても意欲的に活動しており、『ザ・ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』もそのひとつ。2013年にはほかにも、『Runner, Runner』、『Out of the Furnace』という彼のプロデュース会社が手掛けた作品が公開になる予定だ。
そして何年も前から日本のアニメファンの間で大きな話題になっている、“ハリウッド実写版『AKIRA』”制作計画。このプロデュースにレオが乗り出し、人気女優クリステン・スチュワートを起用するという案も出ていたようだが、これに関する情報はその後進展がなく少し残念である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)