料理バラエティ『アイアンシェフ』で“和の鉄人”として知られる、黒木純氏が唸った。『笑っていいとも!』の特大号で企画された“オリジナル炊き込みご飯”29品を、彼が全て試食して審査したのだ。中には「うちの店で使える」と評価するほど、完成度の高いものまであった。
“いいとも!レギュラー考案・オリジナル炊き込みご飯”が12月26日に『笑っていいとも!年忘れ超特大号今年最後は5時間半がんばっちゃってもいいかな?』の中で紹介された。事前にメンバー各自が考えたレシピに沿って炊飯器で作られた炊き込みご飯を、和のアイアンシェフ・黒木純氏が自ら食して順位をつけたのだ。1位から3位の考案者とレシピは次のようになった。
1位 ハライチ・澤部「コーラと角煮の炊き込みご飯」(以下“炊き込みご飯”は省略)。「米 3合、水 200ml、コーラ 300ml、豚の角煮 500g、長ねぎ1本、しょう油 大さじ5、酒 大さじ3、チンゲン菜 1株(炊き上がりにチンゲン菜を散らす)」
2位 劇団ひとり「ウナギの蒲焼と納豆」。「米 3合、水 500ml、納豆 2パック、ウナギの蒲焼 1枚、蒲焼のたれ 大さじ4、塩 小さじ1、みつばと青ねぎ 適量(炊き上がってみつばと青ねぎを散らす)」
3位 中居正広「サキイカと焼酎」。「米 3合、水 600ml、サキイカ80g、タコウインナー6個、麦焼酎(いいちこ使用)大さじ2、めんつゆ(3倍濃縮)大さじ2、塩小さじ1、ねぎ適量(サキイカは前日に水に漬けておき、米にサキイカと漬け汁を加えて炊く)」
上位3品に対して、黒木シェフの評価は想像以上に高かった。ハライチ澤部の作品には「おいしい! これは考えたね。コーラで角煮を柔らかくしようとしたが、それには成らずにコーラが角煮の旨みを引き出している。“奇跡の逸品”だ」と絶賛した。
劇団ひとりの作品には「すごく良い! そのままの状態であわないものが、炊き込むことで“納豆のネバネバと臭み”がとれてウナギと調和した。見事!」と唸ると、店のスタッフに「これアリかね?」と自身の店で取り入れようと提案したほどだ。
中居正広の焼酎を使った炊き込みご飯には「アリだね。これイイ! イカからダシが出て、イカ臭さを焼酎が消している。良いバランスだし発想がおもしろい」と解説すると、海鮮にあわせてタコさんウインナーを加えた点も評価していた。
栄えある1位に選ばれた澤部佑は、通常の『いいとも』のコーナー“嫁タレVSハライチ澤部 夢の炊き込みご飯 夢炊き屋”で毎週火曜日にレシピを考案しており、その成果が現れたようだ。ただし、彼は前日の『いいとも』で“フライドチキンとらっきょう”の炊き込みご飯を披露して「過去最悪の不味さ」とコテンパンに叩かれていた。それを思うと今回のレシピは、シェフの言うとおり「奇跡の逸品」となりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)