話題のロック・オペラ『ジーザス・クライスト=スーパースター』で、マリー・マグダレンを演じているメラニー・C(38)。ティム・ライスとアンドリュー・ロイド=ウェバーによるこの名作は現在イギリス初のアリーナ・ツアーの真只中だが、その模様を収録したユニバーサル・ピクチャーズの作品がこのほど世界中の映画館で上映される運びとなった。日本でも公開されるこの作品に花を添えるメラニーの魅力とは?
聖書をもとにイエス・キリスト最後の7日間を描き、40年間世界中で愛され続けているロック・オペラ『ジーザス・クライスト=スーパースター』。この度、ウェスト・エンド初演40周年を記念して2012年9月から組まれた特別公演UKツアーの舞台を映した映画が12月15日(土)~12月20日(木)TOHOシネマズ スカラ座にて期間限定公開されている。本作でマリー・マグダレン(マグダラのマリア)役を演じるスパイス・ガールズのメンバー、メラニー・Cに改めて大きな注目が集まっている。
一世を風靡した英ポップグループ、「スパイス・ガールズ」のスポーティー・スパイスことメラニー・C。そんな彼女がかつてのアイドルの枠から飛び出し、一流ミュージシャン兼女優としての実力を同ミュージカルで発揮しているのだ。90年代はアイドルとして、グループの活動休止後は実力派のシンガーとして音楽ファンをうならせているメラニーではあるが、観客を前に役を演じ同時に歌も披露することは大きなチャレンジだったはず。だが、そんなチャレンジもおおいに楽しみやりがいを感じたというメラニーは、「私は舞台ミュージカルの歌手じゃなくてポップ・シンガーだけど、とにかくただ嘘をつかずに誠実であろうとしたの」、「結果にはとても満足している。やりとげたと思っているわ」とも語り本作品でのパフォーマンスに大きな自信を見せている。
「音楽も歌詞もすごい。感動的でドラマチックで、とても楽しめて、観る人の感情に訴える。要するにこの作品にはあらゆるものが詰まっているんだけど、特に今回のものはとても現代的で時代の先端を行っているから、観客は舞台の上で起こることの多くに深く共感できると思う。今回のバージョンがこの作品の人気をますます高めてくれることを願っているの。」
そう語るメラニーは、ミュージシャンとして、そして女優として大舞台に立ち多くの観客を魅了している。日本でそのパフォーマンスを劇場にて鑑賞できるのはわずか数日だが、この機会にミュージシャン、そして女優メラニーの圧倒的な実力と魅力を再確認できそうだ。メラニーの名曲『Northern Star』を聴きながら、改めて期待に胸を膨らませている記者である。
『ジーザス・クライスト=スーパースター アリーナ・ツアー2012』
12月15日(土)~12月20日(木) TOHOシネマズ スカラ座にて期間限定ロードショー!
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)