人気セレブら数多くのメールアカウントをハッキングして逮捕された男に、ついに10年の刑期が言い渡された。これを受け女優スカーレット・ヨハンソンら被害者の心境は…？

昨年、女優スカーレット・ヨハンソンの自撮りヌード写真が自身のiPhoneから流出し大変な騒ぎになった。その後FBIが捜査に乗り出しクリストファー・チェイニーなる男が逮捕されているが、この男による不正アクセスの被害を受けたのは歌手クリスティーナ・アギレラや女優ミラ・クニスを含む50人以上のセレブ達。なんとも悪質な犯罪が大きく報道されたが、このたびその男に10年という刑期が言い渡された。

昨年10月に逮捕され、今年3月には盗聴やコンピュータへの不正アクセスなどの罪を認めていたチェイニー被告。逮捕後には、「僕がしてしまったことは、プライバシーの侵害のなかでも最悪なパターンでしょう。（僕が不正アクセスした）人々にはプライバシーはほとんど無いというのに、ほんの僅かに残されたプライバシーに僕が踏み込んだのですから」と語り反省していることをアピールしていたが、中でもスカーレットの受けた心の傷はかなり大きかったようだ。

「写真がリークされた後は、ディナーに出かけても“みんな私の写真を見たのね”って気分になった。酷い話だわ。考えずにはいられなかった。人々に見られていないにしても、被害妄想的になってしまうのよ。」

『VOGUE』誌の取材に応じそう告白していたスカーレットだが、このたび被告に下された10年の刑期には納得できたであろうか。あまりにも突然、プライバシーを踏みにじられるという経験をしたスカーレット他大勢のセレブ達。気の毒としか言いようのない事件ではあったが、犯人が見つかったこと、そしてそれなりの刑期が被告に言い渡されたことは不幸中の幸いであった。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）