チャーリー・シーン(47)の降板後、アシュトン・カッチャー(34)が加わったCBSの人気コメディ『ハーパー★ボーイズ(原題:Two and a Half Men)』。それに長年出演してきたアンガス・T・ジョーンズ(19)が「あんな番組は見ないで」と宗教サイトのインタビューで語ったことが問題となったが、このたびCBSのCEOレス・ムーンベス氏がようやくこの問題発言について言及し、その内容が大きな話題になっている。
「僕は『ハーパー★ボーイズ』に出ている。でも本当は嫌なんだ。どうかこんな番組を見るのはもう止めて。頭の中を腐敗状態にするのは止めてほしい。」
宗教サイト『Forerunner Chronicles』のインタビューに応じ、このように発言したのは同番組に長年出演してきた俳優アンガス・T・ジョーンズであった。その後この発言がメディアに一斉に報じられ大問題になったことを受け、アンガス本人が「僕の発言によって、僕がこのような素晴らしい機会を頂いたのに感謝していない、またスタッフの皆さんを見下していると思われたのであれば、謝罪します」との声明を発表。今後アンガスが番組を降板するのか否かに大きな注目が集まる中、放送局CBSのCEOレス・ムーンベス氏がその思いを激白した。
ムーンベス氏が登場したのは、『Wall Street Journal』紙主催の朝食会。ここでムーンベス氏はアンガスについて以下のように語っている。
「アンガスを雇ったのは、彼がまだ8歳の頃のこと。時間の流れとともに、子役スターにはこういうことが起こるようだね。」
「アンガスは今では1週間に30万ドル以上も稼いでいる。これは19歳の子供にとって低い給料ではないだろう。なのにアンガスは宗教チャンネルに出て“あんな汚らわしい番組は見るな”なんて言ってしまった。今でも毎週30万ドル受け取っているのに。」
また、今後同番組にアンガスが登場するかについては、さすがのムーンベス氏も明言を避けている。
「うちの会社とアンガスが、どういう状況にあるのかは分からないね。」
そう述べたムーンベス氏は、同じく『ハーパー★ボーイズ』に出演していた俳優チャーリー・シーンを引き合いに出し「チャーリーとのゴタゴタに比べたら、こんな問題はどうってことないさ」とも語っている。
大先輩チャーリーのおかげで(?)クビは免れるか、それとも自ら降板か。アンガスの去就に今後も大きな注目が集まりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)