景気動向指数の6か月連続下落、GDPの3四半期ぶりマイナス成長と、先の見えない経済不安が広がる昨今。こうした景気の低迷が続くなかで、全国に波及しそうな電気料金値上げは否応なしに庶民の懐に響きそうだ。ここで節電対策として見直したいのが、家庭の電気使用量の3~4割を占めるともいわれるエアコンである。その経年による電気量の増加は著しく、新品購入時から毎年4~5%の割合で増え、5年後には20~30%増、そして10年以上経つと50%以上、つまり1.5倍もの電気代になるという。そこで注目したいのが、経年劣化したエアコンの性能を回復させ、電気使用量を10~25%も削減するという空調電力削減システム『エネデュース』である。
エアコンの電力使用量が経年とともに増えてしまう大きな要因は、エアコンの暖房(冷却)力を生み出すコンプレッサーの摩耗である。エアコンの心臓部ともいえるコンプレッサーの金属摩擦によって劣化が進んでしまうと、「室外機の騒音が大きくなる」「掃除しても設定温度に達しない」といった不具合が生じ、メンテナンスや機器の買い換えといった出費を招いてしまう。株式会社エコテックが提供を開始した『エネデュース』は、既存エアコンのコンプレッサー内に金属表面修復剤(潤滑補助剤)を注入することで、摩擦ではがれた金属を自ずと再結晶化させるというもの。これによってエアコン自体の性能を回復させ、削電化を図るという、先端テクノロジーを駆使した画期的なシステムだ。
施工は、大規模や工事や機器の分解をすることもなく、エアコンを稼働させたまま室外機内のコンプレッサーに専用注入器で薬剤を入れれば完了。これだけの施工で、年間の消費電力量が10~25%カットでき、その効果は4~5年間持続する。しかも経年劣化したエアコンほど大きな効果が見込め、例えば6年超使用したエアコンでは施工後、約20%の電力削減が可能だ。また、新品のエアコンに導入すれば製品寿命を大幅に延ばす効果があるという。さらには二酸化炭素の排出量削減や、室外機の振動・ノイズの軽減なども期待できる。
施工後は、エアコン自らが摩耗やキズの補修を行うため、特別なメンテナンスは不要。同社ではこれまでに企業や店舗など数千台のエアコンへ導入した実績を誇り、しかもトラブル件数ゼロと安全性も実証済だ。加えて、施工価格10000円未満という優れたコストパフォーマンスを実現し、一般家庭への普及も広がりつつある。
今回の電気料金値上げで、家庭用エアコンの電気代だけでも年間約5000~10000円増が予想され、家計への負担は避けられそうにない。だが『エネデュース』を利用すれば、一年以内に値上げ分を回収しながら、約5年にわたり電気料金を10~20%削減できる試算となる。家計にも地球環境にもやさしい、空調削電ソリューション『エネデュース』は、時代に即した省エネ策として新たな選択肢となりそうだ。
■『エネデュース』 http://eneduce.net/
(TechinsightJapan編集部 大川佐和子)