人気番組『アメリカン・アイドル』の審査員を務めるニッミー・ミナージュとマライア・キャリーが、「ふん、このビッチが!」、「ぶん殴ってやる!」などと言い争いをしてしまったのは先月のこと。大先輩でもあるマライアに噛み付いたニッキーが、日曜日に放映された「E!」のスペシャル番組『Nicki Minaj: My Truth』でその胸のうちを明かした。
『アメアイ』の審査員席で、ニッキー・ミナージュとマライア・キャリーがまさかの大喧嘩をしてしまった。その後「銃を持っていたらこのビッチ(マライア)を撃ってやるのに」という物騒な発言をニッキーがしたとしてさらに大騒ぎになっていたのだが、これについてニッキーは「E!」のスペシャル番組『Nicki Minaj: My Truth』で以下のように説明していたことが分かった。
「セットを出たときは良い気分だったの。だけど、それからマライアがバーバラ・ウォルターズのところに行って作り話をしたって聞いたわ。(アメアイの)プロデューサーでさえも“ニッキーはそんなことは言ってない”ってマライアに言ったのにね。銃についてそんな発言をしたことは、これまで一度だって無いわ。」
すべてが丸く収まることを期待していたため何も語らずにいたというニッキーだが、マライアが一方的な言い分を周囲にベラベラと喋ってしまったためにかなり気分を害したようだ。その後マライアの言い分を聞いたバーバラは、「マライアは心配してセキュリティを強化したのよ」とTV番組で暴露。この流れについて腹が立ってしかたがないニッキーはこうも憤る。
「アタシの言い分は聞くほどでもないってわけ? アタシがラップを歌う黒人の小娘だから? アタシがジェニファー・ロペスだったら電話くらいしてくれたでしょうに。アタシのことなんか何も知らないのよ。」
だが、このような経緯があってもなお、ニッキーはマライアを尊敬する気持ちに変わりはないようだ。
「尊敬してきたシンガーと不仲になりたいワケがない。マライアのことはずっと敬愛してきたし、マライア本人にもそう伝えてある。マライアが(アメアイの)審査員で嬉しいの。世界でも最高のシンガーのひとりなんだから。」
人気歌姫の凄まじいバトル勃発を受け、「コンテスタントたちの熱い闘いがかすんで見えるのでは」と懸念する声もあがっているが、2人の微妙な空気にファンは興味津々。来年早々に放送がスタートする予定の「シーズン12」だが、その話題性ゆえにすでに高視聴率が予想されており、プロデューサーも内心ホクホクであろう。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)