昨年12月に、降りたばかりの飛行機のプロペラに体が当たるという大変な事故に遭ってしまったローレン・スクラッグス(24)。その際、家族や多くのファンがモデル兼ファッションブロガーとして活躍していた彼女の将来を悲観。回復を危ぶむ声もあがっていたが、ローレンは苦難を乗り越え今では元気いっぱいに暮らしているという。そんな彼女の書き上げた自叙伝が、まもなくアメリカで出版となる。
クリスマスの美しいライトを空から楽しんだあの日、説明し難い大きな不安を感じていたというモデル、ローレン・スクラッグス。その後ローレンは飛行機を降り、どういうわけか飛行機のプロペラに衝突。勢い良く回り続けるプロペラによって、左半身に大怪我を負ってしまった。この事故により彼女は脳に大きなダメージを受け左目と左手を失ってしまったが、その後見事に復活。義眼と義手を使って今ではひとりで運転もできるようになり、ジムに通うばかりかサーフィンまでこなすという。
だが、そんな強くたくましいローレンも24歳の若き女性。しかも美人モデルとして活動していたこともあり、容姿が少なからず変わってしまったことには大変なショックを受けたそうだ。事故の翌月ようやく勇気を振り絞り鏡に向き合ったというが、剃り落とされた頭にはくぼみができ、顔面には大きな傷とたるんだ唇が。左目と左手にいたってはもうどこにも無かったといい、「人生は終わり。もう誰にも愛されない」と将来を悲観したことをローレンは明かす。そのときの衝撃をローレンは自叙伝『Still Lolo: A Spinning Propeller, a Horrific Accident, and a Family’s Journey of Hope』に以下のように綴っている。
「心の奥底から悲しみがわきあがってきました。」
「シャワーに行ったけれど、まるで嵐に見舞われ大雨の中にいるような気分でした。その後私は床に崩れ落ち泣いたのです。」
しかし、この衝撃と悲しみを克服し心身ともに傷が癒えた今は、「事故前よりも良い人間に生まれ変わった」ともローレンは明かしている。
今では事故前と同じようにTwitterを楽しみ、サーフィンやワークアウトもエンジョイするローレン。「わずか1年で驚異の回復」、「事故前と変わらぬ美しさ」と大々的に報道されているが、この1年間は大変な痛みと悲しみに満ちていたに違いない。家族の支えで立派に立ち直ったローレンの強さ、そして心と体に大変な傷を負った彼女に寄り添い応援し続けた家族の姿から読者が学べることも多いはずだ。すでに自叙伝の予約注文を済ませたというファンは多く、ローレンは本のサイン会に登場することをTwitterで明かしファンを喜ばせている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)