愛娘ナーラちゃん（4）を連れてフランスに移住したい。女優ハル・ベリー（46）の切なる願いが、法廷でついに却下されてしまった。

女優ハル・ベリーが、元恋人でモデルのガブリエル・オーブリー（36）との間にできたナーラちゃんを出産したのは2008年のこと。だが、その後2010年に2人は破局。現在ハルはフランス人俳優オリヴィエ・マルティネス（46）と婚約しており、ナーラちゃんを連れてフランスに移住したいと申し出ていた。しかし、この件につき法廷が下した決断は残念なことに「No」。ハルは「フランスの方がプライバシーを守りやすい。パパラッチからもナーラを守ってやれる」と強く主張していたが、この言い分を裁判所が退けた形となってしまった。

金曜日にこの決定が言い渡された後、まずはガブリエルが法廷をあとに。その約20分後に、暗い表情のハルが無言でその場を立ち去る姿を確認されている。「フランスに連れて行かれたらナーラとの関係が断たれる」と危惧していたガブリエルは一安心であろうが、「パパラッチに娘が追われるのはイヤ」、「オリヴィエと暮らす場所が決まらない」とこぼしていたハルの心はかなり乱れているはずだ。

今年は「ガブリエルに手荒く扱われた！」とナーラちゃんのナニーが告白。「とんでもない父親」といった報道も流れたが、ガブリエルを知る人々からは「ナーラちゃんを愛する良いパパ」という声が多くあがっていた。「ナーラを連れてフランスに移住したいハルにはめられた！」とガブリエルは思い込み憤っていたが、とりあえず現時点では娘を手放したくないと主張していたガブリエルの勝ち。パパラッチに追われるナーラちゃんも心配ではあるが、ナーラちゃんの一番の願いは「パパとママ、そのどちらからも離れたくない」というところだろうか。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）