新作映画『Broken City(原題)』の全米公開を控える女優キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(43)が人気誌『InStyle』のインタビュー取材に応じた。そこで明かされたキャサリンの意外な胸の内とは…。
女優キャサリン・ゼタ=ジョーンズは、昨年春に軽躁状態を伴う「双極 II 型障害」を患い治療を受けたとして大変な話題を呼んだ。夫マイケル・ダグラス(68)のガン闘病による心労および心痛が発症の原因とみられているが、その治療を公表して以降「自分と向き合う時間が持てた」と人気誌『InStyle』12月号のインタビュー取材で語っている。
「良い意味でも悪い意味でも、激しい期間だったと言えるわ。自分がどういう人間なのか、そしてどういう人物と結婚している身なのかに気づいたの。過去には想像したことさえなかった気持ちにまで気づいたわ。」
そう語るキャサリンは双極性障害との闘いを率直に打ち明けてきたが、それによってポジティブとは程遠い事柄まで報じられ傷ついたこともあるという。
「人々が言うことからは逃げようがないの。人間だったら傷つくわよ。私がしたことの中で最も賢明だったことは、インターネットを止めることだったわね。だって私はネガティブな内容ばかり探してしまうタイプなんですもの。」
「夫マイケルにはそれが理解ができないの。でも私はそういう人間。双極性障害もあるから、(ネガティブな報道は)毒みたいなものなの。だからもう見ないわ。解放された気分よ。」
だが病気を公表したことで、良い面もあったとキャサリンは感じているようだ。
「私は個人的な問題を大々的に公表するのが好きな人間じゃない。でも双極性障害を明かしたことで、ほかの患者さんたちが“コントロールのできる病気なんだ”と知ってくれることを願っているの。この病気にある悪いイメージを無くす力になりたい。病気をコントロールできなかった人々が治療を受けてくれたらいいなと思うわ。」
病気の治療を経て今もなおトップ女優として大活躍しているキャサリンの姿に、多くの患者が励まされているはずだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)