見るからにオカシそうな者もいれば、一見普通に見えるが実は…という者も。7名の“サイコ”が登場する期待のコメディ映画『セブン・サイコパス(Seven Psychopaths)』。コワイ系の俳優たちがコメディ映画に出演する時代になったのか!
俳優コリン・ファレルの最新主演コメディ作品、『セブン・サイコパス』が間もなく全米公開されるにあたって、この1日、LAはウェストウッドの「マン・ブルーイン・シアター」でプレミア上映会が開催された。様々なタイプの7人の“サイコ(性格異常者)”が登場するが、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、クリストファー・ウォーケン、トム・ウェイツ、ジェリコ・イヴァネクと、よくここまでコワイ系の俳優を揃えたものだと感心する。
だがハリウッドのコワイ系俳優と言っても、そのカラーはまちまち。ジェリコ・イヴァネクやウディ・ハレルソンのような冷血系もいれば、サム・ロックウェルのようにヤサ男が豹変するタイプもいるし、トム・ウェイツは極道系か。またこの作品には出ていないが、スティーヴ・ブシェミなどは「思わず目をそむけてしまう醜い顔と歯並び」と言われ、女性からの嫌われ方がハンパではない。
独断と偏見に満ちているが、今回この作品に出ていない他の俳優も含め、ちょっとコワイ系で写真を並べてみた。左上から時計回りにクリストファー・ウォーケン、デニス・クエイド、ウィレム・デフォー、スティーヴ・ブシェミである。クエイド(右上)は顔つきが年々ゴツくなっており、ロマンチック系の役などもはや無縁であろう。秋の夜長、眠れない時にはいっそのこと彼らの出演作品を鑑賞してみてはいかがであろうか。
もっとも今回の『セブン・サイコパス』のプレミア上映会では、サム・ロックウェルはロマコメのイケメン俳優さながらの爽やかさを呈し、コリン・ファレルと同様の人気を集めていた。またクリストファー・ウォーケンやウディ・ハレルソンをはじめ、ファンの声援に応えるキャストは一様に陽気で愛嬌もたっぷり。作品で見せる暴力的で陰気臭い雰囲気とのギャップがあまりにも激しく、苦笑してしまう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)