テレビ番組『笑っていいとも!』の新コーナーで出題された「アイドルにとってファンって何?」の質問にレギュラー陣が答えた。その中で、司会のタモリとHKT48の指原莉乃の回答が意外にも似たような視点のものとなり、周囲を唸らせたのだ。ベテランのタモリの回答にはゲスト出演していたSKE48も感激していたが、その後に発表された同門のアイドル・指原莉乃の答えにも共感していた。
10月8日の『笑っていいとも!』で始まった新コーナー“月曜なりきりシアター決めゼリフ王決定戦”では、レギュラーの渡辺直美とゲストのSKE48が寸劇を披露した。アイドルとしてファンに喜んでもらう為に「もっとダンスを練習しよう」と気合いを入れるセンターの渡辺直美に、松井玲奈と松井珠理奈が「アイドルにとってファンって何?」と尋ねる。それに対して答える“決めゼリフ”をレギュラー陣が答える内容である。
SKE48から「さっしーはアイドルだからわかって当然よね」とプレッシャーをかけられた指原莉乃は、「もちろんです。私の気持ちをそのまま答えます」と自信をのぞかせていた。
最初に発表したタモリの決めゼリフは「大地よ、その上で生きて育っていくの!」という内容で、ファンとアイドルの関係を大自然に置き換えた表現に「さすが」と周囲も感心していた。
指原莉乃が考えた決めゼリフは「太陽よ! 人はどんな人でも太陽がないと輝けない!」というものだった。タモリが地球の大自然で表現したことに対して、指原は太陽と地球との関係という似たような視点で表現したのである。
いつものようにピントはずれな回答をした指原に突っ込むつもりだったレギュラー陣もこれには感心しており、SKE48のメンバーも納得してうなずいていたのである。
“へたれ”キャラとして徐々に人気を集めた指原莉乃は今年の選抜総選挙で4位となる大躍進を見せたが、スキャンダル報道をきっかけにHKT48へ移籍した。しかしAKB時代からのファンの応援もあり、指原はHKTに移籍後も活躍しているのだ。
タモリが考えた決めゼリフは、これまで多くの芸能人を見てきたベテランらしいものといえる。指原がそのタモリに似た視点からファンの存在をとらえることができたのは、彼女がそうした経験を積んできたからではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)