カゴメ株式会社から通販限定で販売されている「毎日飲む野菜」がこのほどベルギーの食品コンクールiTQiで最高位となる三つ星を受賞した。味、香り、外観など非常に細かい項目に渡って厳密かつ明確な審査が行われるこのiTQiで「毎日飲む野菜」が三つ星を受賞した意味は大きい。年々高まる健康志向に合わせ多くの野菜ジュースが発売されるなかで、販売開始から15年にわたり消費者から変わらぬ支持を得続けている同品の魅力がこれにより、世に広く認められたと言えるだろう。
販路が通販と限定されていることもあり、同社の他の野菜ジュースと比較しても、まさに知る人ぞ知る名品と呼ばれる「毎日飲む野菜」。文字通り一度飲むと「毎日飲まずにはいられない」というリピーターの圧倒的な支持のもと、発売15年目を迎えた今年3月にはシリーズ販売累計2億本を突破した。
「毎日飲む野菜」の魅力は大きく分けて二つ挙げられる。まず純粋にその味だ。ストレートに野菜のうまみを味わうことができる。この「うまみ」の理由は二つ目の原材料にある。食塩、砂糖、着色料、保存料などが無添加なのは言うまでもない。トマト、にんじん、赤ピーマン、アスパラガス、パセリ、かぼちゃ、ほうれん草、ブロッコリースプラウト、レモン果汁。含まれるのはこの9種類の野菜と果汁だけ。それぞれの野菜が本当に美味しいからこそ、あのうまみが生まれるのだろう。実際、カゴメ株式会社が今年3月に行った野菜ソムリエによる味覚調査では93%が「今まで飲んできた野菜ジュースよりおいしい」と回答している。
「毎日飲む野菜」が三つ星を受賞したiTQi(国際味覚審査機構)のほかにも、世界には多くの食品品評会が存在する。我々もよく目にする「モンドセレクション」もそのひとつ。同賞を受賞したバームクーヘンの「クラブハリエ」、コアなビール党から盤石の支持を得る地ビール「コエドビール(COEDO)」なども「毎日飲む野菜」同様、知る人ぞ知る名品だ。特に、2007年から二年連続でモンドセレクション最高金賞を受賞した「コエドビール(COEDO)」は、2011年にはiTQiの優秀味覚賞“三ツ星”を受賞している。伝統のモンドセレクション、そして食品品評会の世界に新たなステイタスを生み出したiTQi。いずれも我々消費者が食品を選ぶ際の一助となっていることは間違いない。
今回「毎日飲む野菜」が最高位である優秀味覚賞“三ツ星”を受賞したiTQi(国際味覚審査機構)「シェフとソムリエが贈る食品・飲料アワード」では、「味」、「香り」、「第一印象」、「外観」、さらには「余韻としての後味」まで項目別に厳密に審査される。審査員による評価を点数化した分析グラフも提示され、メーカー側にとっては非常に具体的かつシビアな審査結果が突きつけられる。そのような厳しい審査基準において「毎日飲む野菜」が最高位を受賞したことにはやはり大きな意味がある。2億本以上を販売してきた消費者の支持という実績を厳密な第三者機関が裏付けたといってよいだろう。
スーパーやコンビニで毎日のように新しい野菜ジュースのパッケージを目にする昨今。15年にわたり、変わらぬ実直な製法でリピーターの心をとらえて離さない「毎日飲む野菜」。本当に良いものは長く愛され続ける。あえてシンプルなその商品パッケージにメーカー側の自信を垣間見ることができるようだ。
■カゴメ「毎日飲む野菜」 http://shop.kagome.co.jp/lineup/vegetable/
(TechinsightJapan編集部 村上あい)