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8月21日、西ケープ州の保健省らは、救急車がケープタウンの「ハイリスク地域」へ救助に向かう際に、地域グループに監視してもらうという方法を試験的に始めたことを発表した。ケープタウンでは救急隊が襲われることはまれではない。2011年には16件、今年に入ってからすでに8件の被害が報告されている。
今回、ハイリスク地域に指定された場所は「カエリチャ」、「エルジスリバー」、「ラベンダーヒル」、「ハヌーバーパーク」の4地域。いずれも低所得者層居住地、麻薬取締りの多い場所、ギャング抗争の激しい場所として治安の悪さが強く懸念される。
実際にカエリチャでは、先月早朝、駆けつけた救急隊員が銃を突きつけられたり、腕を刺されるなどの被害が発生している。また4月には5人の男が救急隊員に向けペッパースプレーを噴射するなどの事件が起きている。
事態を重く見た保健省や自治体安全課らが考えたのが、地域の人を巻き込んでのこの監視システムだ。このシステムは、4つのハイリスク地域のコミュニティーメンバーが地域の救急処置センターに待機。救急車が出動する際にメンバーが自転車で救急車を出迎え、目的地まで救急車を囲むようにエスコートするという仕組みだ。この試みは3ヶ月行われる。
州保健省では「救急隊員が任務を遂行中に危険にさらされるのは容認しがたいものがある。効率的に救急処置を行うためにもこの監視システムは必要である。」と述べている。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)