HKT48の指原莉乃が、テレビ番組でAKB時代との環境の違いについて語った。「何を言ってもウケるのは確かですね」と話す指原は、HKTメンバーに比べてMCの経験を積んできただけに手応えを感じているようだ。しかし、それだけにバラエティ番組が“指原莉乃”に期待するものはますます大きくなっていた。
7月28日に福岡市で開催された“テレ西夏祭り”のステージに、HKT48のメンバーも登場した。指原莉乃の姿はなかったが、メンバーの菅本裕子が「指原さんが来てからみんなMCがうまくなったと言われます」とインタビューに答えていたのだ。指原がHKTへ移籍して約1か月が経つが、メンバーからも信頼されているようである。
その指原が8月2日に放送された『ぐるぐるナインティナイン』に出演し、石垣島でマグロ釣りバトルに参戦した。スケジュールの都合で途中から参加した指原は「オファーを受けた時はAKBだったが(今日)来たらHKTでした」とHKT48に所属していることを説明した。
ナイナイの矢部浩之から「AKB時代より扱い、いいやろ?」と問われると、指原は「そんなことないですけど…」と否定しつつも「何を言ってもウケることは確かです」と存在感を出せていることを認めていた。AKBでは歌でもMCでも前に出ることが少なかった彼女だが、HKTでは前述のようにメンバーから一目置かれているのだ。
しかも、彼女がレギュラー出演している福岡のテレビ番組『タマリバ』(TNC)では、“さしP”(指原莉乃プロデュース)というコーナーができるほどの人気だ。現在は地元唐人町商店街の依頼を受けて、活気を取り戻す為にパン屋さんのアイデアパンをプロデュース中である。反響が大きければ“さしP”の人気もさらに上昇するだろう。
そんな指原は全国区のバラエティ番組での期待も高まる。今回の『ぐるナイ』では初の船釣りに挑戦、マグロ漁船で沖へ出るなり船酔いしてしまう。真っ青な顔の彼女だが、矢部から「さしこの場合はリバース映像もオンエアしますので…」と冷たくあしらわれていた。しかし「はいっ、隠すものはなにもないので」と必死に答えるところはさすがだった。
それでも吐き気と闘って頑張る指原は、今大会最大と思われる5kg級のマグロをヒット。ところが漁師のお兄さんが引き上げる寸前でバラして「ちょっと! お兄ちゃん!」とキレる一幕もあった。その後もシイラやカツオなど“カウント無効”となるマグロ以外の魚ばかり釣る彼女は「さしこは100か0かどっちかの女やね」、「やっぱり変わってるよ」など周囲からも妙なところで感心されていた。
対戦相手である岡村隆史チームのマグロ漁船には女優の有村架純が乗船していた。それまでヒットなしだった有村も終盤に小ぶりのマグロを釣り上げて、結果的にヒットなしは指原だけとなってしまった。「同じ19歳で、有村は大活躍。指原はにぎやかなだけ」とナレーションでもいじられながら、時間切れで港へ戻るとそこにはお約束の罰ゲームが待っていたのである。
巨大なマグロの頭のかぶりモノをつけた指原は、Tシャツに短パン姿でまな板の上にいた。そこに「石垣→築地」と書かれた巨大な水槽がフォークリフトで運ばれてきたが、それにはたっぷりと氷水で満たされていたのだ。指原は屈強な男2人に抱えられて水槽へ。そして、フォークリフトで運ばれながら「また来年も呼んでくださいね~!」と明るく手を振る指原に、「最近はダチョウ倶楽部でもようやらんのに!」、「あれ、ホントによく我慢してるよ!」と先輩タレントたちからも本音が聞かれたのである。
福岡ではHKT48として活躍する指原莉乃だが、バラエティでの力がついてきただけに全国区のテレビ番組からもオファーは増える勢いだ。HKTへの移籍に関しては周囲からも様々な声が聞かれたが、これからの頑張りがそれに対する指原の答えとなるのではないか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)