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「この愛に命をかけてもいい」というファンの情熱が、歪んだ妄想から憎しみに転じるほど怖いものはない。歌姫シェリル・クロウに、とんでもないファンがいたようだ。
カントリー界のヒットソングをいくつも放って来た人気歌姫、シェリル・クロウ(50)がこのほど、あるファンに対する「接近禁止命令」の申請を行った。恐怖で夜も眠れない日が続いていたことであろう。
先週、ロサンゼルスにある「Screen Actors Guild(全米映画俳優組合)」の事務所にフィリップ・ゴードン・スパークスという男が現れ、従業員に「シェリル・クロウを撃ち殺す」と告げたという。その男はクロウの大ファンだというが、なぜかシェリルにお金を盗まれたと思い込んでいたようだ。
そしてスパークスがFacebookに“オレはシェリルを撃ってやることにした”、と暴力的なメッセージを綴っていたことが判明。スパークスのその妄想、実はお金を盗まれたということだけでは済まなかった。クロウが非常識にも彼の自宅に突然押し入り、金品を盗んだ上に、彼の様子をビデオで盗撮していたと主張してはばからないのだ。
これではクロウも安心してステージに立つことが出来ない。ついに裁判所に「接近禁止命令」を申請した次第である。一刻も早くその申請が認められ、スパークスが法の規制のもと厳しく監視されることを願いたい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)