イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】トム・クルーズは「娘より宗教」。サイエントロジー教団内で彼は“キリスト”で“超能力者”。

トム・クルーズにとって、自己啓発の色の濃い新興宗教である「サイエントロジー」は、彼の人生そのものであったようだ。家庭より、血を分けた娘より、宗教に生きる自分自身を選択したということか。

トム・クルーズとケイティ・ホームズの離婚について、ケイティはしばらく前から離婚を決意してその準備に取り掛かっており、トムは「寝耳に水」のような状況で離婚を突き付けられたことが分かっている。だが彼がそれに逆上し、抵抗し、妻を懸命に説得したという話は全く聞こえてこない。

おまけに双方の弁護士による協議に入ってからは、数日間で円満な離婚が成立。それもこれもスリちゃんへの配慮というのは素晴らしいが、あまりにもあっけない幕引きには正直なところ、トムはよく短時間で心を整理し、離婚届けに署名できたものだという気も。そう、今の彼を支えているのはやはり「サイエントロジー」のようだ。

芸能情報サイト『Radar Online』の取材に、「自分の友人が、ケイティの家族にサイエントロジー信者としてのトムの姿をリークしていた」と告白した、同教団の元幹部(現在は脱退)マーティ・ラスバン氏。彼がさらに、「トムは娘よりサイエントロジーを選んだ、ということです。教団リーダーのデヴィッド・ミスキャベッジ氏が、早くその問題を片付けなさいとトムにプレッシャーを与えたからでしょう」と語った。

同教団においては、ミスキャベッジ氏がリーダーなら、トムは“現代のイエス・キリスト”とまで呼ばれているNo.2の存在。結束は固いそうだ。“崇拝”すらされている自分自身にトムが陶酔していることは間違いなく、彼は家族より宗教、娘よりミスキャベッジ氏との関係を大切にしていたと断言する。

驚くべき話はさらに続く。2006年のこと、『Rolling Stone』誌は教団において、トムが“現代のキリスト”であるばかりか、“超能力者”としても君臨していることを突き止めていたが、同氏はこれを肯定。トムは熱心な修行により、瞬間移動やテレパシーの能力「Operating Thetan」を身に付けた(とされる)、高いステータスに位置しているそうだ。

いやはや、トムの妻にはなったものの、「サイエントロジスト」にはなり切れなかったケイティ・ホームズ。彼女の目に、トムという人間はどのように映っていたのであろうか。もっとも離婚にあたってトムからは、「教団内で見聞きしたことを口外してはならない」という条件が示されたと思われるため、ケイティの口から彼らの儀式や実情について語られることはないであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)