ヴァージン・モバイル・オーストラリア社の新しいCMに、なんと俳優ブラッド・ピットの弟が出演していることが分かった。
世界の国々で愛用者が増えている、「ヴァージン・モバイル」の携帯電話。このほどヴァージン・モバイル・オーストラリアは、同社の新しい広告モデルに俳優ブラッド・ピットの実の弟であるダグ・ピットさんを起用した。
世界にその名を知らない人はいない、まさに「超一流セレブリティ」であるハリウッドスターのブラッド・ピットを兄に持つものの、コンピュータービジネスで生計を立て、ごく普通の40代の男性として人生を送っているダグさん。自然体であることを大事にしているという、彼の私生活に密着したそのCM映像が話題になっている。
「(玄関の前に立ち)皆さんこんにちは。僕の名前はダグ・ピットです。ようこそ我が家へ。中に入ってちょっと見学して行きませんか?」と、リビングルームから順にテンポ良く家の中を案内する。デッキシューズにチノパン、ボタンダウンシャツというスタイルには清潔感が漂うが、すでに白いものが髪に交じり、表情にも年齢的な渋みが出ている。
自分の部屋では、イヤホンをつけて70年代のクラシカルなロックを聴くのが楽しみだと話し、キッチンに立てば材料を前に包丁を握りしめて「ラザニア」作り。自身の工作室を持ち、スポーツもDIYも犬もサイクリングも好き。庭では芝刈りもバスケも楽しむし、車に関しては洗車も給油も自分でする…と、そこでようやく女性のナレーションが入る。
“お兄さんがハリウッドのAリストスターだというのに、ダグはごくフツーの男として暮らしをしています。でも人は皆平等、という考え方は大事ですよね。ヴァージン・モバイルは、そんなチョット惜しい彼にセレブリティ感覚を経験させてあげたいんです。ウチの携帯を持てば、ダグもお兄さん同様の気分が味わえるんですから。”
私生活をのぞかせてもらうこともあり、ダグさんには結構なギャラが支払われたに違いない。だが「兄さんは兄さん。僕は何の気負いもなく、僕なりの楽しい生活を送っているからさ」と言わんばかりのダグさん。お金や名声には無頓着といった表情で演技を続けている。このあたりはさすがに役者の弟、上手である。
Virgin Mobile AustraliaのCM動画はこちらでご確認を。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)