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年々増えているサイの乱獲。その密猟を止めようと女子高生2人が考案したプロジェクトが博覧会で優秀賞を受賞した。彼女たちのアイデアはミツバチの特性を活かしたもの。うまくいけばサイの命を救うことになる。
7月20日に南アフリカのグラハムズタウンという場所で、青少年科学者のための博覧会が開かれた。そこで2人の少女が発表したプロジェクトが選ばれ、彼女たちは大学の奨学金をもらった。
このプロジェクトはサイを乱獲から守るためのもの。
サイの角は漢方薬として珍重されており、ベトナムを中心に闇取引されている。サイは角の根元を残しておけばその角も数年で元に戻るのだが、乱獲する者は容赦なくサイを殺害する。政府の発表によると、今年に入ってから殺害されたサイは7月17日現在で281頭にもなる。昨年度は448頭殺害されており、昨年を上回るペースだ。
女子高生らはサイを乱獲から守る動物としてミツバチに目をつけた。ミツバチは匂いに非常に敏感で、その嗅覚は競泳用のプールに一粒の砂糖を落としても嗅ぎ付けるほどだという。彼女たちはサイの角に砂糖水の匂いをつけ、その匂いを嗅ぎつけたミツバチを追っていけば、サイの密漁現場を追跡できるのではないかと考えた。実際これまでにもクドゥというウシ科の動物の角の匂いをミツバチに追跡させる訓練が行われており、これは成功を収めている。
彼女たちはこのプロジェクトを、10月にプレトリアで開かれる国際科学博覧会で発表することになっている。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)