“お騒がせセレブ”パリス・ヒルトン。彼女がTPOに合わせてバストのサイズを矯正下着で変えていることをご存知だろうか。さすがモデルやファッションデザイナーでもあるパリス。そのセンスは侮れない。だが、今やセレブだけでなく、日本でも“ちょっとだけ変身”する女子が増えているようだ。“プチ整形”に“付け八重歯”…そして今度は“プチ豊胸”なるものも登場したという。なぜ“プチ変身”に女性は惹かれるのか。そこで女性の変身願望と日々向き合っている「池田ゆう子クリニック」院長・池田優子先生を直撃した。
池田優子先生(写真)は、2002年3月渋谷に「池田ゆう子クリニック」を開院。過去5年で10,000件を超す手術を執刀し、美しくなりたい女性たちから信頼を集めるカリスマ・ドクターである。
-先生、近頃、プチ整形や付け八重歯という言葉をよく聞きます。どうやら、少しだけ変身したいという女性が増えているようなのです。
池田先生「そのようですね。プチ整形をカミングアウトする芸能人の方もいらっしゃいますし、八重歯ガールに憧れる女子が八重歯を付けて口元をキュートに見せているようですね。」
-先生、でもどうして「プチ」なのでしょうね。女性は美しさには本来貪欲なものだと思うのですが。
池田先生「女性は今よりももっと美しくなりたい、かわいらしくなりたいと思うものです。そのような前向きな気持ちは素敵ですね。ですが反面、本格的な変身となると、周りの人にいかにも変身したと思われてしまう、また、メスを入れるのが怖いという女性もいらっしゃいます。要するに出来るだけナチュラルに変身したいわけですね。現実的な問題としては、プチですと費用を抑えられるといったメリットもあります。」
-なるほど。先生のクリニックでも“プチ豊胸”をなさっていますよね。反響はいかがでしょうか。
池田先生「そうですね。やはり夏は薄着だったり、水着を着たり、バストの大きさが一目瞭然となってしまう機会が多いものです。夏の間だけでもバストアップしてスタイルの良い女性になりたい、自分に自信を持ってこの夏を楽しみたいという方に喜んでいただいております。」
-では、具体的には、プチ豊胸とはどのような施術なのでしょうか。
池田先生「採血した患者様の血液からジェル状の注入物を作り、その注入物をバストに注射器で注入して豊胸を行います。なにより自分の血液由来のものですから拒絶反応もなく安心ですよ。メスは一切使いませんし、施術にかかる時間もカウンセリングの時間を含めても2時間ほどです。」
-そのぐらいの時間なら、趣味や仕事に忙しいアクティブな女性にも作れそうですね。最後になりますが、先生は“プチ変身”の魅力はどのような点だと思われますか。
池田先生「“ナチュラルに美しく変身したい”というのが、多くの女性の望むところなのでしょうね。私も常々お話しているのですが、美しさには“バランス”がとても大事なのですよ。たとえば前に体が倒れそうなぐらい不自然にバストが大きい女性を見ても、美しいとは思わないでしょう? “バランス”に加えて、自然に見えること、つまり“ナチュラル”というのも大切なポイントです。その“ナチュラル”さを損なわず、変身できるところが受け入れられているのではないでしょうか。実際、大幅なバストアップは望まないという方、少しずつ大きくしていきたいという方にもプチ豊胸はご好評をいただいております。」
美しさの鍵となる“ナチュラル”さ。どうやら、このキーポイントを満たしていることからも、「プチ変身」は支持されているようだ。この夏、気づいてみれば、「前より美しくなった、でもどうして?」とさりげなく変身している女性が増えるかもしれない。
※「池田ゆう子クリニック」プチ豊胸はコチラ<http://www.ikeda-yuko.com/bustup/bustup-lite.html>)
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)