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南アフリカのリンポポ州にある、ジンバブエとの国境近くにあるムジナという小さな町。そこの警察官はどんなときも車を使わない。スピード違反の車を捕まえるときでさえも全力疾走だ。パトカーが全て壊れているためである。
6月初め、ある新聞記者は6名の警察官が木陰で休んでいるのを発見した。警察官らはスピード違反の車を止めようとするが、車は無視して走り去っていく。そのため、警察官は全力疾走で追いかけた。「ジャマイカのウサイン・ボルト選手ですら止められないであろうスピードの車を、地元警察官が走って追いつくわけがない」と警察官は記者に訴えた。
「走りつかれた。この仕事を辞めようと考えている」、「いまや運転手らは我々が車を使えないことを知っているので、警察の合図も無視している」、「一番つらいのは事故が発生したのに急行できないことだ」と警察官たちには不満がいっぱいだ。
この状態は3か月ほど前から続いている。市によると、ムジナには4台のパトカーがあるのだが、3台は壊れており、1台は事故に遭って動かないとのこと。
見かねた市は3台の車をレンタルしたと言っているそうだが、警察官らは「そんな車、見たことも使ったこともない」と主張している。新しい車は2013年の会計年度で購入できるというが、それまでこの状態が続くのかとげんなりしている警察官もいるという。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)