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「アパルトヘイト」。南アフリカに大きな影を落としたこの言葉。そのためか、南アフリカに住む人々は今もなお、人種差別に非常に敏感だ。その傷をえぐるかのように、アパルトヘイト時代の国歌が世界のスポーツイベントで流されるという事件が起こった。
6月6日、ロンドンで行われていた女子ホッケーロンドンカップで事件は起きた。試合前の国歌斉唱で流れた南アフリカの国歌がアパルトヘイト時代のものだったのだ。南アフリカホッケー協会会長は「非常に落胆した。普通なら主催団体が事前に曲を流して確認するはずなのに、なぜこんなことをしたのか分からない。」と怒りを隠さない。国歌が流れたとき、選手は「オヤッ」という表情の後に、唖然としたり、明らかに不快な表情を見せたりした。また、胸にあてていた手が下がっていく選手もいた。
国際ホッケー連盟には、それぞれの国が承認した国歌を保管しており、その中から国歌を選択することになっている。もし主催する国が、他国の国歌や国旗を知らなければ、国際ホッケー連盟に連絡して国歌を取寄せることとなっている。
南アフリカホッケー協会は、「チームとしての誇りを感じるもっとも重要な瞬間を奪った」として、主催者側に謝罪を求めた。これを受けて6月7日にイギリスホッケー協会は、「平身低頭で謝罪します。」とイギリスホッケー協会のミスを認めて謝罪した。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)